PCの簡易説明

PCとは「プレイヤーズカップ」の略称です。
最も簡単にイメージしていただくなら、家庭用ゲーム機の某有名競馬シミュレーションにおけるBCです。
年代はもちろん、本来ならどう足掻いても不可能な異サーバ間闘争も可能としたのがPCなのです。
PC出走までの手順

1……PCサーバでプレイヤー登録を行う
まずは通常ゲーム同様、PCサーバでプレイヤー登録を行ってください。
内容はほぼ通常ゲームと同じ物ですが、Webアドレス入力が無く(このカットに深い意味はないです)、
『補助ID』という入力項目が増えています。

補助IDとは第1と第2の両方でプレイしており、PCで両方の馬を統合して所有したい方が入力する物です。
後述の方法で競走馬を再現した時、補助IDに合致している馬も全てメインIDに名義変更して登録されます。
これによって2つのサーバから選りすぐった馬で1つの軍団を組み上げることが可能となるのです。

もちろん補助の入力は任意です。別名義でPCを戦いたい場合はそれぞれ登録すればいいですし、
第1と第2で名義が全く同じ場合は補助IDを入れなくても全ての馬が統合されます。

重要なのは馬の再現をする前にプレイヤー登録を済ませることです。
馬が持っている所有者データと合致しないと、いくら頑張ってもPCサーバでは馬を持てないからです。


2……PC登録用の競走馬パスワードを取得する
PCは例外なくパスワード入力による競走馬の再現を行っていただきます。
ボタン1つでカチリとやれれば楽なのですが、パスワード式にする利点もありますのでご了承下さい。

この操作はPCサーバではなく、通常ゲームで行っていただきます。
まず、パスを取りたい現役馬を選び、『[手続]PCパス取得』を選択して『手続』ボタンを押します。
確認画面が現れ、その中に馬に引退マークを付けるかを選択するボックスが含まれています。
チェックしてパスワードを取得するとその馬には引退マークが付けられ、引退以外のコマンドが選べなくなります
もちろん繁殖入りは出来ますし、その計算においてペナルティを被ることもありません。
では、何のために引退マークなど付けるのか……ですが、これは焦らすために競走馬再現の部分で説明しましょう(笑)

パスワードはA・Bの両パートとチェックNo.の3部で構成されています。
文字数がかなり多いため、メモ帳などを用いてテキストファイルにコピー&ペーストして保存することをオススメします。
0とO(大文字オー)、1とl(小文字エル)など紛らわしい文字も含みますので尚更ですし、
後の入力時にもコピー&ペースト出来るので非常に楽になります。
紙に書き写す、ご自身のキーパンチで写す方はくれぐれも転写ミスに注意して下さい。
その他、一緒に表示される注意事項もよく読んで下さい。


3……パスワードを入力し、PCサーバで馬を再現する
作業は再びPCサーバに移ります。
ログイン後に『パス入力』を選択すると、3つのボックスがある入力画面に移ります。
取得した3つのパートを指示されたボックスにそれぞれ打ち込んで下さい。
全てのチェックを通り、含まれた所有者データがログイン時のIDかその補助IDと一致すれば、
再現した馬はめでたくPCサーバで所有される資格を得ることが出来ます。
下方のチェックボックスで登録したいカテゴリかリザーブ入りを選択して、ひとまずの登録は完了です。

さて、先述した引退マークの件ですが、
マークを付けた馬はPCサーバにおいて数字換算されたパラメータの詳細値と全てのサブパラメータが閲覧可能になります。
……引退マークを付けさせる理由をご理解いただけることと思います。
マークのないパスワードならパラメータは通常と同じ整数値のみ、サブパラメータも全てマスクされます。
(例外:脚質のみ、引退マークを付けないとレース数にかかわらずマスクされます)


4……馬を管理する
ログイン画面では登録馬・リザーブ馬を全て見ることが出来ます。
登録←→リザーブの入れ替えはいくらでも可能ですが、1カテゴリの登録枠は各プレイヤー1つ限りリザーブ枠は5頭です。
カテゴリは12あるので、1プレイヤーがキープできるのは17頭です。

行き先に空きがない場合は以下のように処理されます。
 目標カテゴリに登録馬がいる……登録馬が押し出され、リザーブに回ります。
 リザーブに回そうとしたが一杯……入れようとした馬が弾かれ、データが消滅します。

 ※前者で押し出された馬を入れる余地がリザーブにない場合、押し出された馬が消滅します。

上記のように、少し管理を雑にすると馬が消滅する機会がしばしばありそうですが、
パスワード式の利点としていくらでも馬を再現可能な点が挙げられます。
ですので、多少面倒はありますが馬の削除にあまり神経質になる必要はありません。

ただ、消滅してしまえば、それまでにその馬が積み上げた実績はやはり消滅してしまいます。
意図しない消滅を避けたいなら、行き先または押し出される先が空いているかよく確かめてください。
馬の押し出し消滅は、馬再現時の送り込みでも発生します。併せて気を付けましょう。

※プログラムの準備が整うまで、皆さんに操作していただけるのは、
また、皆さんの考慮が必要な部分はここまでです。



5……プレイヤーズカップ開催
開催競馬場は持ち回りで、毎開催の最終レース終了直後に決定します。
(ただし中央競馬のコースと海外競馬場のみ)
芝とダートで競馬場が異なることがありますが、芝部門同士やダート部門同士で違うコースにはなりません。

カテゴリに登録された馬は、除外無しで全て自動的にレース組みが行われます。
登録総数によって、以下のように優勝決定への道のりが変わってきます。

〜12頭……一発勝負、いきなり優勝戦
13〜72頭……予選を2〜6レース行って優勝戦メンバーを12頭選抜
73頭〜……予備予選で48頭選抜後、4レースの予選を行って12頭の優勝戦メンバーを選抜


基本的にはレースごとに規定着に入った馬が進出ですが、
端数が出る場合は規定着以下のタイム上位馬が救済進出となります。

各カテゴリの上位3着にはPP(プレイヤーズポイント)が与えられます。
PPは現状PCでのみ通用する物ですが、通常ゲームに関わらせるか否かは検討中です。

通常ゲームと同様1日2カテゴリの進行なので、1開催は6日間となります。
次回開催は前回終了の24日後。1サイクル30日とお考え下さい。
これは、ゲーム内で1年経たないとそうそう顔触れが変わらないだろうという事もあります。


6……特別ルール
レース絡みの処理式は第1サーバと同一です。
このため、仕掛けタイミングや番手指示、奇策としての大逃げはなく、好位差のまくりがあります。

一方で通常ゲームと異なる部分もいくつかあります。

まず、PCでは騎手能力に差がありません。
騎手はプレイヤーの名前を騙るアンドロイドのような物と考えて下さい。
全戦法の能力がAで、一切の特技を持っていません。
このため、通常は騎手にカバーされていた思わぬ弱味が現れるかも……

また、作戦指示に「馬なり」が追加されており、これは馬の得意脚質で走るという意味です。
馬の再現直後はデフォルトでこの指定になっていますが、
プレイヤーの指示として敢えて得意を外していくことも出来ます。
ただしカテゴリ予選が始まったら最後、開催が終わるまで指示は変えられません
予選は先行して優勝戦で差すとかいうのは無しです。逃げろと言われれば逃げっぱなしです。
臨機応変が可能なのは自在脚質の馬だけで、馬なりにしておくと
戦前の脚質分布からある程度勝手に判断して位置取りを決めてきます。
もちろん出遅れやコース形態などの考慮はないので、ベストな戦法を取れるかは分かりません。
ハイペースと読んだら小回りで終いに賭けてしまったり、出遅れられてスローにハマるかも……

さらにPC独自ルールとして、馬パラメータに追加されている「勤続疲労」の項目があります。
これの有無は、ログイン画面左ボックスの調子アイコンを見ても判別できます。
そして、勤続疲労の値が変化する馬は、実はそんなに多くありません。
勤続疲労が増えるのは優勝戦3着以内の馬だけ(1着から100・75・50%の確率で1アップ)です。
勤続疲労を溜めたままPCに出走させると、主要パラメータに影響が及びます。
これを回避するには「[手続]疲労回復」を選べばいいのですが、
1ポイント回復につき、代償として1着半分相当のPP支払いを求められます。
支払わずに回復する方法もあります。
それは、疲れた馬を1度抹消して再度再現すること。
そうすればもちろん、それまでの勝利記録は(公式通算データには残りますが)馬のデータから消滅してしまいます。