馬の力が見える……!

ここでは、単純に各パラメータの項目について説明していきましょう。
調教システムを上手く活かすには、各パラメータの効果を把握する必要があります。
馬名や性別・年齢など、見たまんまの物は割愛して……
スピード 競走という物の存在からして、最も重要なパラメータ。
この数値が劣ることは絶対的な不利を表しますが、
下2つの数字より極端に高いとそれはそれで発揮能力に影響が出るかも知れません。
瞬発力 競馬の代名詞である最後の直線。ここでどれだけ一気の伸び脚を使えるかが決まります。
スローペースの末脚勝負になった場合はスピードよりも重視され、
どんでん返しを発生させる大きな要素になりますが、ハイペース時は軽視されるパラメータです。
持続力 最大スピードをどれだけ長続きさせられるかを示すパラメータです。
切れ味比べよりもサバイバル的な我慢比べになったときに効果が強まる能力です。
終いだけの競馬になると意味の薄くなるパラメータです。
勝負根性 苦境に対して負けるかという精神の強さ。
優れている馬は最後にもう一踏ん張りできます。
また、隣枠の馬との距離が近いと『叩き合い』状態に入り、
優れている方が相手の持続力をじわじわと奪っていきます。

悪化した馬場状態に対する精神的な強さも表します。
これが低い馬は馬場状態が悪化するほどマイナス修正を受けます。
(走法による適性からは独立した計算となります)
気性 騎手の命令をどれだけ素直に聞けるかを表す数値。

気の悪い馬は、騎手に逆らったりスタートが不安定になるなどの現象を起こします。適応力が低いので距離適性も狭まります。
おとなしい馬は騎手の指示を素直に聞き、スタートは安定します。柔軟な対応力から距離適性の範囲が広がります。
牡馬に限り、繁殖入り不可という代償を支払う去勢手術によって、大幅に改善することが出来ます。
(去勢については放牧の項目をご覧下さい)
体調 生き物である以上、ある意味最も重要なパラメータ。
レースを使うとその激しさやレース間隔などに応じて消費し、放牧すると回復します。
この欄に警告が出ると様々な悪影響が現れるので、
適度な休養や間隔を取って気を配ることをおすすめします。
距離適性 その馬が最も能力を発揮できるレース距離。
この数値の上限は馬が持つスタミナの値で決められています。
ただし、菊花賞前後の時期(3歳10月頃)までは馬齢・時期に応じた別の上限が設けられ、
その上限より長いポテンシャルを持った馬は補正が入ります。
(内部でスタミナ値は通常成長しています)
外れた距離でもレース出走に制限はありませんが、能力発揮に悪影響が出ます。
成長型 馬がどのような成長曲線を描くかを表します。
競走馬は奇数月の初頭に成長します。
均等調教で成長期を10回経ると☆1つ分成長することになっています。
超早熟……成長ピークの到来が最も早く、要するに生まれた時からピークです。
この成長曲線の馬が新馬で勝てないようだと、非常に辛い行く末が待っています。
早熟……成長ピークの到来が非常に早い馬です。
出来れば2歳中には未勝利脱出をしておきたいところです。
普通早……最も出現例が多い成長曲線。4歳一杯がピークです。
普通遅……普通早よりピークの到来が遅くなります。
出生時の能力が低くなるため、勝ち上がりには甘いメンツも必要になってきます。
晩成……ピークの到来が最も遅い成長型。
出生時の能力は格段に低いため、勝ち上がれずの引退も非現実的とは言えません。
勝ち上がりさえすれば(勝ち上がる力があるなら)息の長い活躍が望めます。
表示されているパラメータでは、基本的に低いことが好ましい数値はありません。
レースの計算中、一部のパラメータは消耗されますが、体調以外はレース後に回復します。

※下記枠内は1サーバでは考慮されていない要素です
レース全般の走行を左右する『スピード』、
そのスピードに直線での味付けを加える『瞬発力』、
その馬のいわばガソリン容量である『持続力』。

基本的に持続力が高い馬は末脚の威力が長い間落ちませんが、
スピードと瞬発力の合算値が高いほど持続力の消耗が激しくなります。
素晴らしいエンジンを持っている馬ほどガソリンをより食ってしまうため、
スピード系の能力に見合わないレベルの持続力を持つ馬は仕掛けタイミングなどで工夫が必要です。
でもスローになんかなると仕掛け遅らせは致命的にも……
瞬発力と持続力の相対関係は以下の特徴を現れさせます。

瞬発力が優れている……コーナリングが上手く、特にコーナー速度の低いローカルコースでは
コーナーの負担を軽減して素速く走ることが出来ます。また、普段以上に末脚のキレが増します。
ただし瞬発力が高いことは持続力の消費増に繋がるため、末脚の持続時間は短めになります。

持続力が優れている……コーナーを曲がるのが下手でコーナー速度が下がり、
小回りコースではコーナーワークで直線前に予期せぬ差を付けられてしまうこともあります。
ただ、瞬発が低めだと持続の消耗が少し緩和されるため、末脚は切れはなくても長続きすることがあります。
隠しパラメータ
競走馬は、競馬場や状況に対する反応を表す特性という隠しパラメータを持っています。
これらのデータは、一部を除いて引退時まで閲覧することは出来ません。

坂適性……ラストスパートで坂に遭遇した場合に減速せずに走れるかどうかを示します。
坂があるのは東京・阪神・中山と海外の多くの芝コースで、後になるほど影響が強い設定です。
また、そのコースで要求される以上の坂適性があっても特にボーナスはつきません。
例えばド平坦コースなら坂適性は何の意味も無い項目になります。
「坂で生じるマイナスを軽減するパラメータ」と理解した方が正確でしょう。

周回適性……競馬場には右回り左回り・直線コースがあり、どれに向いているかを示します。
左右どちらかに向いている馬は、反対周回では能力が若干低下します。
直線向きの馬は、周回コースで能力が落ちるタイプと平気なタイプがいます。
特に得手不得手のないタイプが多数で、決定には血統や親の実績など一切関係しません。

ペース適性……ハイペースとスローペース、どちらが得意かを示します。
得意なペースに当たった馬は持続力や気性にボーナスを得られますが、
苦手に当たるとマイナスの影響を及ぼします。
特に得手不得手のないタイプが多数で、決定には血統や親の実績など一切関係しません。

走法……馬の走り方をスピード感や力感の面からチェックしたものです。
芝やダートのどちらに向くか、どんな馬場状態を上手くこなすかが走法で分かれます。
走法は軽快〜パワー型の5段階で遺伝が主な要素ですが、万能型は比較的出にくい設定です。

簡易パラメータや種牡馬・繁殖牝馬の適性欄の表示では全て1文字表記です。
『芝』と『ダ』にはそれぞれ2種類の文字パターンがありますが、
赤い太字はスペシャリスト、通常字体はこちらの方が向いている程度、と考えて下さい。

馬場状態と走法による適性表
走法芝良芝稍重芝重芝不良
ダート良ダート稍重ダート重ダート不良
軽快
◎+
×
軽め
速力兼備
力強い
パワー型
×
◎+
どの走法でも、最低2種類の馬場でパラメータ通りかそれ以上の力を発揮出来ます。

スペシャリストは、それぞれ芝・ダートの良馬場で通常以上の力を発揮します。
また、得意でない馬場への適応力には瞬発・持続の高低が関係してきます。
瞬発力が勝っている芝不得意の馬は芝出走時の能力ペナルティが多少軽減され、
持続力が勝っているダート苦手馬はダート出走時の能力ペナルティが多少軽減されます。
ただし、それぞれ勝っているパラメータが逆の場合は輪を掛けて不得手とということになります。

海外芝、特に欧州のレースは芝が深くスピード任せに走ることが出来ません。
このため、純軽快型は海外の芝では国内ほどの走りは出来ません。
逆に海外ダートレースは日本の芝のようなスピードが出るダートなので、
パワーで走る和製ダートが得意な純パワー型は国外だと思ったほどは伸びないかもしれません。
(かと言って欧州の芝が日本のダートと、海外ダートが日本の芝と同じ特性だというわけではありません)
速力兼備型は海外を視野に入れた場合でも最も優れた走法といえます。
(もちろん、海外でも渋ってしまったらダメなタイプではあります)

得意脚質……その馬の得意な脚質を示します。
該当する戦法でレースに臨むと、それが得意でない馬が通常発揮するよりもほんの少し良い脚が使えます。
また、得意脚質の前後1つずつの戦法は『ちょっと得意』となり、僅かに脚が伸びます。
とは言えレースで起きる全ての差を飲み込むほど強化される要素ではありません。
展開を読んだ脚質を選んだ方が良いことも珍しくなく、固執しすぎも良くない結果になるかも知れません

得意脚質に対応するように苦手脚質も設定されています。
苦手脚質では気性が関わる挙動にデメリットが付くので気を付けましょう。
馬群外逃げ系(大逃げ・逃げ)追込系(直一気・直勝負)
馬群内先行系(逃先行・先行・好位差)差し系(中団前・中団後・差し)
それぞれの脚質は、前か後ろか・馬群の外か中かの属性を持っています。
得意脚質が持つ属性を両方とも逆にした物が、苦手脚質に設定されます。
上の表の配置だと、得意脚質の対角線に書かれている物が苦手な脚質です。
例1:『中団前』が得意な馬
1つ前の『好位差』と1つ後ろの『中団後』が『ちょっと得意脚質』。
中団前が属する『差し系』に相対する『逃げ系』が苦手。
例2:『直勝負』が得意な馬
1つ前の『直一気』が『ちょっと得意脚質』(1つ後ろは無し)。
直勝負が属する『追込系』に相対する『先行系』が苦手。
パラメータ表での得意脚質の見え方
(数字は経験レース数)
超早熟その他
全く分かりません〜4
前半分か後ろ半分かが分かります〜8
4つの脚質区分のどれかが分かります〜4〜15
得意脚質がピンポイントで見えます5〜16〜

思うがままの色に染めましょう。

パラメータ解説の成長型の所でも書いた通り、競走馬はピーク以前の3・5・7・9・11月頭に成長します。
その際、隠しパラメータ以外の全ての数値が均等に上昇します(これを均等調教と呼びます)。
調教方針として重視項目を指定することで、特定の能力をより大きく上げることが出来ます。
重視項目を選択しなかった場合は初期設定として均等調教が割り当てられますので、
調教を考え・指定するのが面倒だったり、よく分からなければ特にいじらなくとも支障は出ません。

特定能力の重視を選んだ場合は、重視した項目に対応する項目が上がらないか低下するようになります。
また、調教内容のバランスを意図して崩すため、全パラメータを総合した成長度は均等調教よりも低くなります。
(総合的に高効率なのは均等調教ということです)

方針の変更は何度でも、何の代償も支払わずに可能です。成長タイミングで選択されていた物が実行されます。

調教方針ごとのパラメータ変化
※スタミナのカッコ内は超早熟以外の2歳時の変動
均等調教あらゆるメニューを均等にこなす。成長直後はこれが自動設定される。
スピード:瞬発力:持続力:根性:スタミナ:−(気性:基礎体力:
芝馬場芝コースに多く入れてスピードの成長を重視する。
主要パラの伸びは最も良いが、補助パラの成長は期待薄。
スピード:瞬発力:持続力:根性:−スタミナ:−(気性:−基礎体力:
長め追いウッドチップコースで長く追って、末脚に持続力をつける。
ハイペース適応力アップ。補助パラの成長は芝よりも良い。
スピード:瞬発力:持続力:根性:スタミナ:−(気性:−基礎体力:
坂路坂路で後肢の力を重点的に磨き上げ、瞬発力を上げる。
スローペース適応力アップ。補助パラの成長は芝よりも良い。
スピード:瞬発力:持続力:根性:−スタミナ:−(気性:基礎体力:
併せ一杯調教パートナーと叩き合いをさせ、闘争心に火をつける。
勝負根性と、悪天候に対する忍耐力を付ける。
スピード:瞬発力:持続力:根性:スタミナ:−(気性:基礎体力:
併せ忍耐調教パートナーと併走を続けさせ、折り合いを学ぶ。
レースでの掛かりを減らし、距離適性を広げる。
スピード:瞬発力:持続力:根性:スタミナ:−(気性:基礎体力:
引き運動手綱を引いてとにかく歩かせ、基礎体力をつける。
連戦に耐え、故障しにくい身体を作る。
スピード:−瞬発力:−根性:持続力:スタミナ:−(気性:基礎体力:
本数プラス馬なり調教を増やす分本数も増やし、スタミナに厚みをつける。
より長い距離に対応できるが、下限も上がるのには注意。
スピード:瞬発力:−or持続力:根性:スタミナ:気性:基礎体力:
終い一杯終いに重点を置き、短い距離で力を余さず発揮する術を教える。
より短い距離に対応できる。
スピード:瞬発力:持続力:−or根性:スタミナ:(−)気性:基礎体力:

能力変動のパターンは以下のようになります。
スピード・瞬発力・持続力(主要3項目)……成長型によるピークの前年まで成長、下降項目のある調教をした場合は低下。
ピーク年は固定され、翌年からスピードと瞬発力が低下し始め、ズブさが増していく。
スタミナ……超早熟は出生時に最大値。超早熟以外は2歳時に成長し、2歳11月で先天的な距離適性は完成する。
その時期も含め、以後は成長期間の調教によってスタミナの増減を図ることが出来る。
スタミナ変化を意図した調教以外では成長期・成長放牧でもスタミナは変化しない。
その他補助パラメータ……超早熟は出生時に最大値。超早熟以外は2・3歳時成長。下降項目のある調教をした場合は低下。
主要パラの下降期に入ると根性と基礎体力が低下していく。
このため早熟には補助パラのピーク年は存在せず、超早熟は2歳、普通早は4歳、普通遅は4・5歳、晩成は4〜6歳がピークになる。
共通……放牧を挟まず中4週以上の間隔を取って(翌月同週以降)レースを使った場合、2割の確率でいずれかのパラメータが成長。
引退後。

一定の戦績を残した競走馬は、引退すると種牡馬・繁殖牝馬になることが出来ます。
ただし、セン馬はいかに優秀な競走成績を収めても繁殖生活を送ることは出来ません。
繁殖入りの条件は以下のようになっています。
牡馬→種牡馬……GI勝利、もしくは重賞2勝以上。または通算実績ポイントを3以上確保する。
牝馬→繁殖牝馬……なんでもいいので2勝。または通算実績ポイントを1以上確保する。

繁殖入り時の能力は出生時に保管された血統本来の能力値がベースとなります。
調教や成長機会を上手く経過させていると、現役時の能力の割に弱いと感じられるかも知れません。
また、最も特徴的な能力(最も高い数値とは限りません)を反映したインブリード効果を自身が持つことになります。

インブリード効果の一覧その他

ただし、その能力が一定以上でないとインブリード効果として反映されません。
また、実績に応じて繁殖入り時に能力ボーナスが付加されます。
「勝ち鞍の内容」「通算実績ポイント」が独立してそれぞれ評価され、高く評価された方がボーナスの対象となります。

種牡馬入りした時の種付け株数は6が基本ですが、
GIを3勝以上すれば、勝ち数から2を差し引いた株数が上乗せされます。
上記条件を満たせなかった馬は、引退するとデータごと完全に抹消されます。

種牡馬は20歳6月、繁殖牝馬は16歳を迎えると引退・抹消となります。
ただし、一定条件を満たした繁殖牝馬は、同じタイミングで転生繁殖牝馬となります。
馬名に「U」が添付され、11歳に戻り、資金に対する割合支払い制の価格を持って市場に並びます。
元の保有者の権利は無条件で削除され、あらゆるプレイヤーが市場でアクセスできます。
(ただし、支払い割合の数字に応じた保有資金が必要です。また、転生前より少しだけ能力が抑制されています)
この馬が再び16歳になると、今度こそ引退抹消となります。

種牡馬の種付け料・株数は前年の年間成績(獲得賞金順位)と種付け料順の格差によって変化し、
3株以下とされた7歳以上の種牡馬は廃用(引退)となってしまいます。
種牡馬株数の変動パターンは以下の通りです。
年間成績で獲得賞金順がトップ10入り……1位5、2位3、3位2、10位まで1株増
年間成績で種付け料の高さ順を獲得賞金順が上回る……上回った幅に応じて増
最大株数10未満の種牡馬がBookfull……3株増
最大株数10未満の種牡馬の仔がGI勝ち……勝利毎に1株増
最大株数6未満の種牡馬を、所有者か種付けフリー権利者が付ける……種付け毎に1株増
↓以下は種牡馬に対する優先権のない種付けの時のみ発生↓
最大株数6未満の種牡馬で、申込数が残り株数以上になる……2株増(残り株がある時のみ)
最大株数3の種牡馬に申し込みが入る……1株増

※種付け優先権を持つ母馬への種付けの場合、3株の種牡馬はその場で1株増えます。
10株未満の種牡馬はBookfullになるとその場で3株増えます。

これによって、20歳未満で引退見込となった種牡馬を救済することが可能になります。
ただし増えるのは最大株数であり、反映されるのは年度調整を経た次年度なので、
年度成績によっては次年度再び引退見込みとなる場合があります。
年間成績で種付け料の高さ順を獲得賞金順が下回る……下回った幅に応じて減
年間成績で獲得賞金額が5000万円未満……0の場合6割に、5000万未満の場合8割に減
(後者の計算は他全ての株数計算を済ませた後に行われます)


管理人が用意した実在種牡馬は特例として株数増減が適用されず、状況に関わらず引退・廃用になりません。

上記の順位格差が一定以上の大きさになり、かつ種牡馬能力が一定範囲にあると、年度調整時に能力の変化が起こります。
賞金獲得機会の不均衡をある程度カバーするため、
種付け料・株数に関しては初年度の成績がダウン判定となった場合は無効化されます。
能力に関しては翌年までダウン判定が甘くなります。

また、産駒がGIを勝った種牡馬はその時ランダムでスピード・瞬発・持続のいずれかが選択され、
選択能力がA未満の場合に限りその能力が少しアップします。