あらすじ
2001年11月。和田龍児は競馬の負けが積み重なり、借金に喘いでいた。起死回生を狙ったレースも外し、彼の命は風前の灯火に等しかった。
死にたくない……借金取りの木刀でしばかれながらそう祈るだけの和田に思わぬところから救いの手が入る。
救いの手を差し伸べたのは借金取りの上司だった。和田は彼の口から娼館有馬倶楽部の名を聞く。有馬倶楽部……それは色好きの間で時折その名がささやかれるだけの存在だった。
その有馬倶楽部に肉奴隷を提供し、そこでのアガリを借金返済に充てよ、という申し出。和田はその申し出にのることにした。
和田は肉奴隷としてかつて襲ったことのある女、渡辺薫を選んだ。
主婦として幸せな生活をおくっていた薫。彼女の人生を踏みにじり、肉奴隷としての調教をほどこす日々が始まる。