常に速く走れるわけではないのです
馬の調子は『調子』『体調』の2つのパラメータを総合して判断されます。
『体調』は極度の悪化さえ防いでいれば能力発揮には問題ないので、基本的には『調子』が走りを左右します。
馬の調子は、ログインした直後に表れる馬名一覧右隣のアイコンで表現され、
馬がレースでどれだけの能力を発揮できるかを左右します。
追い切りの良さとでも考えると分かりやすいかも知れませんね。
具体的には、レース時に発揮する瞬発力・持続力・気性が調子によって劣化します。
(変動はレース施行時の計算に用いる数値のみです。レース後には元のパラメータに戻ります)
生産・購入・放牧からの復帰後、レースを使うと上昇します(一部例外あり)。
やがて絶好調に至ると、今度はレースを走らせる度に落ちていき、
それを続けて底を打つと再び好転していく……というのが基本的な流れです。
調子はレースを走らせるか、放牧に出さない限り変わりません。
体調は、ログイン直後の簡易パラメータ表(印のみ)や詳細パラメータ(数値まで)で確認できます。
この数値は言葉通り馬の体調を表し、低下すると故障率の上昇や競走能力の低下を招きます。
激しい(=格の高い)レースであるほど、1走で体調が大きく減少します。
ただし、レース間隔を長めに取っていると減少幅が緩和されます。
よほどの間隔を取ってレースを走らせれば回復しますが、基本的に放牧以外の回復手段はありません。
常に在厩させていては、悪い調子・体調の時でもレースを走らせざるを得なくなってしまいます。
そこで、競走馬を任意のタイミングで放牧することで調整を図ることが出来ます。
放牧から戻ってきた馬は体調が大きく回復(または全快)し、調子の変わる方向も上向きになっています。
なお、放牧中の馬は基本的に操作出来ませんが、引退させることは可能です。
また、放牧から復帰する週が次週にある場合に限り、放牧された状態でレース登録することが可能です。
◎調子の変動パターンについて
絶不調←→絶好調
馬の調子は内部数値で0〜8まで設定されています。
変動パターンは、馬の性質を表す『気性』と、馬の根本的な体力を表す『体調の最大値』によって変わります。
●放牧をした場合とその後の変動
各気性に設定された最短期間の放牧を行うと、体調は『放牧前の値+最大値の35%』に回復します。
放牧期間は最短から1週ずつ増やすことが出来、その度に回復量が最大値の5%ずつ増えます。
放牧に出してから期間を変更することは出来ません。
(表示を簡潔にするために下降幅を1と仮定しています。実際には小数点以下も発生します)
気性評価 | 放牧明け | 1走後 | 2走後 | 3走後 | 4走後 | 5走後 | 6走後 | 最短放牧期間 |
1 | 8 | 7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 8週 |
2 | 7 | 8 | 7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 7週 |
3 | 6 | 7 | 8 | 7 | 6 | 5 | 4 | 6週 |
4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 7or8 | 6or7 | 5or6 | 5週 |
5 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 8 | 7 | 4週 |
『冷静』型の馬は4走目の後、5割の確率で絶好調(8)が持続します。その場合、調子の低下は1レース分ずつ繰り下がります。
○長期休養
最短放牧期間の2倍以上に渡って放牧すると、長期休養と見なされます。
この場合、放牧明け初のレースを終えても調子が変化せず、次のレースから調子が上がり始めます。
○成長放牧
以下の条件を満たした状態で放牧コマンドを選ぶと、成長放牧コマンドが現れます。
・ 馬の成長型が超早熟でないこと
・ 年齢が2歳・3歳であること(4歳以降はもし成長期でもコマンドは出ません)
・ 未勝利でないこと(=未勝利では成長放牧コマンドが出ません)
・ スピード・瞬発・持続の評価平均が5未満(正確な平均値は確認できません)
成長放牧に出すとその瞬間に均等調教1回分の能力加算が行われます。
通常の調教ももちろん有効で、成長放牧中に成長期を迎えるとさらに指定した調教方針に基づく成長が起こります。
放牧期間は放牧に出した時の能力値の高さで変動し、最短期間の1.5〜3.5倍となります。放牧明けレースで調子が上がりません。
○去勢手術
あまりに気性が悪く、能力が発揮できない牡馬の睾丸を摘出する事を去勢といいます。
落ち着かせる事が目的で、体質強化はあくまでおまけ。体質だけを目的とした去勢は出来ません。
去勢手術を行うと、競走馬に以下の変化が発生します。
気性と基礎体力が大きく上昇し、能力を確実に発揮できるようになります。
性別が『牡(馬)』から『セ(ン馬)』に変化し、GTを勝っても種牡馬入り出来なくなります。
本来セン馬は一部GTに出られませんが、処理が煩雑になるので、レース出走権利の判断時には牡馬として扱います。
ちなみに、去勢コマンドの出現には以下の条件が求められます。
・ 牡馬である(牡馬でないと切る物がありません)。
・ レースを5戦以上経験しており、3着以内が1回以下。
・ スピード・瞬発・持続の評価が全て3以上、気性は3未満。
……つまり、勝てないような力量ではないのに、気が荒いせいで勝てない馬が対象になるということです。
気性以外の問題で勝てない場合も当然あるので、他に低いパラメータがないか確かめる、
脚質転換を図る、薄い相手になりそうなレースを狙い撃ちしてみるなど、最終手段の前に気を配ることを忘れずに。
最も重要な注意事項は、去勢されてセン馬になった馬を牡馬に戻す事は出来ない事です。片道通行の処置、じっくり冷静に考えましょう。
なお、去勢を実行した場合、手術後の体力回復と競走生活へのリハビリに5週(ゲーム内)の放牧を要します。
放牧後、馬の気性を問わず動きは絶好調の3段階手前、体調は『放牧前の値+最大値の35%』で入厩します。
○体調最大値の関わり方
調子がピークを超えて低下局面に入った際、体調最大値が低い馬ほど1戦ごとの下降が激しくなります。
調子の上昇には関係しません。
また、両親より受け継いだ体力は生産直後の馬の調子に反映されます。
体調の高い馬は好調で初戦に臨めますが、低い馬は調子が悪いまま初戦を迎えねばなりません。
◎体調変動の仕方
レース後の消耗値について
レース格 | 消耗値 |
新馬・未勝利 | 5 |
OP・地方 | 8 |
GU・GV・2歳重賞(海外含む) | 12 |
GT(LS・DS) | 16 |
上の消耗値は中2週以上の間隔(前走から3週間以上後)を取って走らせた時の物です。
連闘させると3倍、中1週(前走の2週後)だと1.75倍消耗します。
(ただし、ケンタッキーダービー→プリークネスSのパターンに限り、中1週ですが増加対象から外れます)
調子が上昇途上の場合は、消耗が現時点の調子に応じた割合まで抑えられます。
(連闘・中1週の出走をするとその蓋が外され、通常通りの体力を消費します)。
また、前のレースと今回のレースの場所によっては、体力消費に以下のペナルティが加算されます。
| 今回国内 | 今回海外 |
放牧明け | - | - |
前走国内 | - | +5 |
前走海外 | +5 | - |
前走・今走のいずれかがDSかLSの場合、ペナルティは無視されます。
また、レース前に体調が加算処理されるのは放牧明け以外で、前走からの間隔が中3週(前走から4週間)以上の時に限られます。
放牧明けのレースでは前走から何ヶ月空いていても加算は行われません。
中3週以上取った時の、レース前加算を含めた見かけ上の消耗と、消耗が無くなる間隔の目安も表にしてみましょう。
『消耗が無くなる』とは、レース後消耗量からレース前加算量を引いた結果が0以下になることです。
この時、レースが終わって厩舎に戻った時の馬の体調は登録前と同じか回復しています。
レース格 | 消耗値(中3週) | 消耗無しの目安 |
新馬・未勝利 | 1 | 中4週(前走の1ヶ月後) |
OP・地方 | 4 | 中7週(前走の1ヶ月3週後) |
GU・GV・2歳重賞 | 8 | 中11週(前走の2ヶ月2週後) |
GT(LS・DS) | 12 | 中15週(前走の3ヶ月1週後) |
体調欄に注意(一括パラメータなら△)と表示されている場合は、出走間隔を2ヶ月取れば予後不良にはならないはずです。
危険(一括パラメータなら!?)と出た場合は、よほど出走を待てる状況でない限り、放牧してからの立て直しを選択すべきでしょう。
◎NPC馬の馬齢と調子
もちろん、馬齢限定戦ではその馬齢になります。
GT、ジ・エベレスト……その馬のピーク年齢(3歳以上戦に出る超早熟は3歳、4歳以上戦の早熟系は4歳)、調子は7・8のいずれか
他のグレードレース……馬齢は3〜7歳(古馬戦は4〜7歳、一部超晩成設定のみ例外)、調子は5〜8の範囲からそれぞれランダム
それ以外……馬齢はグレードレースと同一、調子は0〜7の範囲からそれぞれランダム
NPC馬がグレードレース以外で真の力を出し切ることはありません。また、NPC馬には体調の概念はありません。