競馬場津々浦々
ゲーム内に登場する競馬場の特徴をお教えしましょう。
レース画面ではゴール板と周回方向しか区別されてませんが、内部では坂の有無・直線の長さなどが設定されています。
直線の長さが競走に及ぼす影響は大きく、差し得意馬はコースによって戦法を変える必要も出てきます。
実際の競馬場の特徴と食い違う部分もあると思いますが、あくまでゲーム内の設定ということでご容赦を。
中央コース
ダートコースも基本的に特性は同じです。芝に内・外があるコースは内回りの特性に準ずると考えていただけば問題ありません。
ただ、ダートコースは全体的な規模の関係上、幾分最終コーナー速度が速めに設定されています。
◆中山競馬場(中央開催 直線…短 坂…急 最終コーナー…低速)
右回り。ゴール前200メートルからの急坂が有名です。
直線は中央4場で最も短く、小回りで直線に入るまでスピードが上げにくい、ローカルのような特徴を持ったコースです。
急坂による先行馬の失速がある分、ローカルより差し馬のやりようはあるでしょうが、基本的には前目でレースをしたい競馬場です。
◆東京競馬場(中央開催 直線…長 坂…緩 最終コーナー…高速)
左回り。中央開催では最も長い直線を持つ競馬場です。
直線には上り坂があり、長さも相まって先行馬にはかなりの粘りが要求されます。
ゲーム内では先行馬が緩やかに失速し、差し馬にはプラスボーナスがつきます。
コース形態から差し馬にかなり有利なバランスとなっており、
ちょっとやそっとのスローでは先行馬の有利など吹き飛んでしまうでしょう。
◆阪神競馬場・内(中央開催 直線…並 坂…並 最終コーナー…中速)
◆阪神競馬場・外(中央開催 直線…やや長 坂…並 最終コーナー…高速)
右回り。先行馬は最後の坂で持続力を多少削られることになります。
内回りは差し馬に末脚ボーナスはつかず、粘りのある先行馬なら充分に残せるコースです。
(先行馬が有利ということではありません。有不利がないだけです)
外回りは差し馬が僅かに伸びやすい設定になっているので、後ろからが有利といえるでしょう。
東京・中山も同様になりますが、坂の苦手な馬は脚質に関わらず末が鈍ります。
◆京都競馬場・内(ローカル扱い 直線…短 坂…− 最終コーナー…低速)
◆京都競馬場・外(中央開催 直線…やや長 坂…− 最終コーナー…高速)
右回り。直線ではなく3〜4コーナーにかけて坂があるコースですが、
このゲームでは無関係の扱いとなります。直線部分は真っ平らで、先行馬も末脚は鈍りません。
他の中央コースと異なって内回り(1200と2000のみ)がローカル扱いとなるため、騎手のローカル適性が現れます。
内回りはコース形態から先行馬有利の環境となっています。
それ以外の距離では外回りとなり、直線距離が長くなるため差し馬にプラスボーナスがつきます。
ローカルコース
◆新潟競馬場・内(ローカル開催 直線…並 坂…− 最終コーナー…低速)
◆新潟競馬場・外(中央扱い 直線…長 坂…− 最終コーナー…高速)
◆新潟競馬場・直(直線競馬 坂…−)
左回り。ローカルながら外回りは東京競馬場よりも広いコース。
直線長が外回りと内回りで大きく異なり、内回りで行われる1200・2200メートル戦では
小回りコースのような直線の長さで、差し馬の補正が無く先行馬が優位に立ちます。
その他の距離では、日本最長の直線を生かせる差し馬に大きなプラスボーナスがつきます。
◆函館競馬場(ローカル開催 直線…短 坂…− 最終コーナー…低速)
◆札幌競馬場(ローカル開催 直線…短 坂…− 最終コーナー…低速)
特徴が酷似しているのでまとめます。右回り。
ローカルらしい小回りコースかつ洋芝が敷かれているため、他のコースより追い込み馬の切れ味が大きく鈍ります。
坂もなく直線も短く、前でレースをする先行馬が圧倒的(絶対と言っていいほど)に有利。
スローペースや重馬場にでもなろうものなら、桁違いの実力差がなければ差し馬の出番はありません。
◆小倉競馬場(ローカル開催 直線…短 坂…− 最終コーナー…低速)
右回り。ローカルらしい小回りコースでほとんどクセがありません。
坂もなく直線も短いため、基本的には前でレースをする先行馬が有利ですが、
ペース次第で有利脚質が逆転することもあります。
◆中京競馬場(ローカル開催 直線…短 坂…− 最終コーナー…低速)
左回り。ローカル開催で唯一GTが行われる競馬場ですが、
ここも基本的にはクセのない小回りで、周回方向以外の特徴は小倉と共通します。
一応ローカルコースの中では比較的長めの直線を持ちますが、気休めです。
◆福島競馬場(ローカル開催 直線…短 坂…− 最終コーナー…低速)
右回り。やはり小回りコースです。
直線に若干の坂があって逃げ馬がわずかに減速するため、
相対的にほんの少しだけ後ろからの馬が前との差を詰めやすくなります。
とは言え先行馬の減速区間は短く、中山ほど極端な坂でもありません。
坂の得手不得手が影響するレベルではなく、基本的には前でレースをする馬が有利です。
地方コース
非常におざなりな説明(苦笑)ですが、ローカル開催 直線…短 坂…− 最終コーナー…低速が大部分の地方競馬場の特徴です。
大井の外回りが中央扱い、盛岡の直線に坂ありという点が異なる程度です。
海外コース
◆ロンシャン競馬場(中央開催 直線…長 坂…急 最終コーナー…高速)
◆ロンシャン競馬場・直(直線競馬 坂…−)
右回り。本来直線に坂はありませんが、道中の起伏が大きいため坂パラメータを反映させることにしました。
直線は非常に広く長く、差し馬にコース取りの自由を与えます。
逃げ切りには、よほどのペースの助けか実力差が求められるでしょう。
◆エプソムダウンズ競馬場(中央開催 直線…長 坂…急 最終コーナー…高速)
左回り。英国ダービー・オークスが行われる伝統のコースで、東京競馬場の重賞『エプソムカップ』のエプソムはここのことです。
中山を急坂と言ったら笑われてしまうような起伏があるコースで、坂の苦手な馬には到底こなせるコースではありません。
直線も長く、コース形態の助けを求める馬は自然に振り落とされて行くでしょう。
◆サンダウンパーク競馬場(中央開催 直線…長 坂…急 最終コーナー…高速)
右回り。エクリプスSの舞台となります。ここも起伏が激しいため、坂パラメータが影響します。
坂・長い直線は海外競馬場では基本と言えるでしょう。
◆アスコット競馬場(中央開催 直線…長 坂…急 最終コーナー…高速)
右回り。キングジョージの舞台。海外競馬場の基本通り起伏の激しいコースです。
他の海外コースよりも直線の長さがありませんが、それでも表現するなら『長い直線』となってしまいます。
英国王室が直々に所有する、世界でも指折りの格式あるコースです。
◆カラー競馬場(中央開催 直線…長 坂…急 最終コーナー…高速)
右回り。愛国セントレジャーの舞台。海外競馬場の基本的特徴が揃っています。
周回ではなく馬蹄形のコースで3200メートル戦まで行うことが出来る、途方もなく広いコースです。
◆ヘイドック競馬場・直(直線競馬 坂…急)
一応左回りですが、直線競馬であるスプリントCのみ行われるため、周回方向は関係ありません。
直線競馬で坂のパラメータが影響する唯一のコースです。
◆グッドウッド競馬場(中央開催 直線…長 坂…− 最終コーナー…高速)
右回り。ナッソーSの舞台となります。欧州では少数派の、坂パラメータが影響しないコースです。
実際には坂がありますが、ナッソーSのコース取りでは登りがありませんので……
直線も海外では短い方ですが、それでも阪神の外回りくらいはあります。
コースレイアウトを見る機会があったら1度見てみて下さい。変わった形してますよ(笑)
◆ナドアルシバ競馬場・芝(中央開催 直線…長 坂…− 最終コーナー…高速)
◆ナドアルシバ競馬場・ダート(中央開催 直線…長 坂…− 最終コーナー…高速)
◆ナドアルシバ競馬場・ダート直線(直線競馬 坂…−)
左回り。ドバイ国際レースシリーズの舞台となります。
坂が無く直線が長い、クセの少ないコースです。力勝負になるでしょう。
◆ベルモントパーク競馬場・芝(ローカル扱い 直線…短 坂…− 最終コーナー…低速)
左回り。ブリーダーズカップ(本来は複数コースの持ち回りですが)の舞台。
コース特性は日本で言えばローカルコースその物。差し馬が有利な『これだ』という特徴はありません。
スピードと攻めの姿勢を好むアメリカ競馬そのままに、積極的な馬がアドバンテージを獲得できるコースでしょう。
◆アメリカ競馬場ダートコース(基本的にローカル扱い 直線…中 坂…− 最終コーナー…中速)
全て左回りです。ベルモントパークのみ中央扱いです。
国内の地方競馬場よりは差し届きやすいコースですので、脚質は選ばないでしょう。
その他
◆DS・LS(中央開催 直線コース 坂…−)
実在のどの競馬場でもありません。直線コースで坂は無し。
能力に関わる一切の有不利が発生しない設定です。
どの脚質が有利になるかはペースが決めることになるでしょう。