脚が痛くちゃ走れもせず……
競走馬は時折故障してしまうことがあります。
故障の確率はレース処理終了後の体調チェックで体調(現在値)が低いほど上がります。
故障した馬は負傷に応じた休養(引退)が必要になり、
調教が出来ないため、成長期に当たっても成長しなくなってしまいます。
レース以外のきっかけで故障することは、本ゲームではありません。
また、レース処理の仕組み上競走中止もありません。
レース後体調値による故障確率
(レース処理後の体調が分かるのは厩舎に戻ってからなので正確な目安にはなりませんが、参考としてご覧下さい)
レース後体調値 | 故障率 | 予後不良率 | 想定される故障程度 |
35〜 | 0.05% | − | ハ行〜股関節炎 |
25〜34 | 3%程度 | 0.02% | ハ行〜屈腱炎 |
18〜24 | 8%程度 | 0.3% | ハ行〜骨折(重) |
11〜17 | 15%程度 | 3% | 股関節炎〜屈腱不全断裂 |
0〜10 | 30% | 10% | 骨折(軽)〜屈腱不全断裂 |
〜−1 | 100% | 50% | 屈腱不全断裂 |
※予後不良率は、レース前の体調が警告域にある場合のみです。
システム上、警告のない状態からレース後体調が10を切ることはごく稀です。
故障内容解説(休養期間は、言うまでもなく実際の故障とは一致しません)
●ハ行
馬の歩き方がぎこちない状態のことで、厳密には故障の前兆。走って走れないわけではありません。
ただし、ここで無理をさせれば本格的な故障をするのは明らかなので、万全を期して半月〜1ヶ月半の休養を取り、
不安を無くしてから競走生活に戻るようにします。
●骨膜炎
『ソエ』とも俗称される、骨の表面にある骨膜が炎症を起こして痛みを伴う状態のことです。
若い馬に多く見られる故障で、このゲームでは2歳馬のみがかかります。
1〜3ヶ月の休養を必要とします。
●股関節炎
字のごとく、股関節が炎症を起こした状態です。
根治の難しい故障で、一旦掛かると競走能力に多少の影響を及ぼしてしまいます。
1.5〜4.5ヶ月の休養で、競走生活に戻ることは可能になります。
●第1指骨剥離骨折
人間で言えば親指に当たる骨を剥離骨折した状態です。
骨折としては軽度ですが、それでも1.5〜4.5ヶ月の休養が必要です。
後遺症は残らないので、完治すれば不安はありません。
●屈腱炎
『エビ』と俗称される、競走馬の職業病に近い故障。
足先の様々な骨・関節を繋ぐ屈腱が炎症を起こし、不治の病とも呼ばれるほど根の深いものです。
3〜9ヶ月の休養を取れば競走生活には一応戻れますが、
競走能力にはかなりの影響を及ぼし続けます。
●第3中足骨骨折
人で言えば中指に当たる骨が折れています。
ただ、馬は中指だけが発達してそれ1本で立って走っている動物なので、
『たかが指1本』で済まされる軽い怪我とはなりません。半年〜1年半の休養を必要とします。
●屈腱不全断裂
屈腱が切れています。走行には致命的な故障であり、
現実にも多くの競走馬がこの怪我によって復帰不能と判断され、引退に追い込まれています。
唯一の救いは繁殖生活に入ることは可能な点。
このゲームでは引退すれば故障はなかったことになるので、すぐに子供を作れます。
●第1指骨粉砕骨折
人で言えば、中指の第2関節から付け根に当たる骨が粉々に砕けた状態です。
馬が歩けないのは即ち命にも関わる苦しみとなることから、安楽死処分が取られます。
現役時の成績がどれだけ優秀でも全て抹消扱いとされ、繁殖入りは出来ません。